午前は、とびたコウタロウ後援会案内を、新聞折込で1,000部持ち込んだ。新聞販売所に何ヶ所も持ち込むので、だんだんと販売店のことや扱ってる新聞紙の違いで、それぞれ違いがあることがわかってきた。
今朝持ち込んだ販売店は、毎日新聞と産経新聞を扱う販売店だった。僕はずっと産経新聞の読者だ。ウェブ版の新聞も産経新聞をみて、時事を話すときの話題にしている。新聞折込はどの新聞社に折り込むか?折り込むエリアはどこか?選択することができるのだが、今朝は、僕はずっと産経新聞の読者です、産経新聞に優先して折り込んでください、と販売店の所長に伝えたとき、ふっと通じ合うものがあるというか、自分のビラをずっと読んできた新聞紙に折り込めることに少しばかり誇らしくなったのだった。非常に気持ちがよい。
悔やまれるのは産経新聞の読者が年々減ってきて、毎日か読売か朝日のどこかの販売店に、吸収されていることだ。僕は毎日と産経を扱う販売店が温かみがあり好きだ。
読売新聞の販売店は、ちゃんと仕事をしてくれる印象である。折り込みを持っていくとすぐに対応してくれ、信頼できる。新聞折込をするとき、第一選択になる販売店と言っていい。
お昼前に、ポスター貼りに協力していただく支援者に、担当してもらうエリアの説明に伺った。わかりやすいとは言えない地図のコピーを渡し、貼った掲示板をチェック表に印をつけていく作業を伝えた。そのわかりにくさをすぐに理解し、熱心に聞いていただけたので、なんとか伝わった。他者に伝えようと努めた分だけ、自分自身の不鮮明だった理解も少しクリアになった。
午後は、NPO法人すずしろ22の会議に出席した。援農の窓口をやってくれている担当者が12名参加し、それぞれが担当している農園の状況を会議のなかで説明してくれたので、情報を共有できて有意義な会議だった。僕は担当者ではないので話をただ聞いていた。理事の小学生のお子さんも、同席していたが大人しく席でパソコンやゲームをしていたので、騒いだりせず偉いなと感心した。
養鶏の生産者は、鳥インフルではまだ処分を受けていないが、去年からの鶏のエサの高騰で厳しいという話だった。卵が品薄になってるが、露骨に値上げもできない。経営環境の不安定さに翻弄されている。
果樹の生産者は、無駄のない農業を行っていると紹介された。売れづらい見た目のフルーツは全部ジャムにして販売し、収穫が終わったあとの木はチップにして肥料にすると、翌年の果樹の育ちがよくなる。食品ロスのように廃棄する部分がほぼなく、無駄がない。仕事ぶりに思想を感じた。
学校給食に野菜を納品する生産者は、大量の注文を毎日受けるため、夜暗いなかでヘッドライトを頭につけて収穫していることもあるそう。長ネギの皮剥き1トンなど、ものすごい量。多忙な農園主を助けるため、すずしろ22からも毎日何人もの会員に援農に参加してもらっている。学校給食を支えているのは、食材を供給している彼ら生産者の血と汗である。食物をつくるのは大変だ。
中学校給食の無償化の問題は、たとえば地場野菜を仕入れるのなら地域で回るお金が増えるので、大きな目でみて経済政策になる。市内の中学生が食べるという需要もある。経常経費が増して、八王子の財政では不可能というのは理解できるが、もしも実現できるなら八王子のような都市農業の地域なら、住民満足度もお金の回りも高まり、有効とは言えないか。
そんなふうには、少し思う。
援農窓口担当者が話す生産者の仕事ぶりは、それぞれに個性があり十人十色。聞いていてとても勉強になった。