カテゴリー
日誌

4/5(水)

産経新聞の朝刊から。水素供給を2040年に現在の6倍の1200万トンに拡大する目標を定めたそうだ。有望な次世代エネルギーである水素の普及は、脱炭素化やエネルギー安全保障の観点から重要だ。

ウクライナ危機で天然ガスの供給が減ったあと、欧米でも水素普及へ巨額の投資策が発表されて、水素をめぐる国際的に激しい競争が起こっている。

日本は今後15年間で官民合わせて15兆円を投資する。単純計算で1年間、1兆円の投資だ。

石油や石炭やガスの代わりに、これからは水素を使ってエネルギーを得るのが普通になるのだろう。

今日の昼間、後援会の案内を配りながら移動しているとき、考えていた。

政治家とは何をもってして、政治家たるのか。

今回の統一地方選挙で、知り合いも何人も立候補しているし、色んな方が挑戦している。

誰が議席をもってもよい。それが民意を重視するということだ。しかし、選挙に出ることだけが、政治家の仕事ではない。勝つ候補者は、政治家たる信用を得たということだろう。それは何だ?

病気を治すのが医師で、争いを丸くおさめて守るのが弁護士だ。彼らは個々人からの依頼で仕事をするが、政治家が扱うのは個人からの依頼でないほうがいい。利益誘導につながるからだ。政治家の仕事は、地域全体という広いものを扱うものだ。

僕は人々の”願い”を扱うのが、政治家の仕事だと思う。抽象的で伝わらないかもしれない。

宗教が扱うのが苦悩からの解放、医療が扱うのが病の克服、そういう文脈でいくなら、政治が扱うのは、社会がこうなってほしいという願いであり、その実現のための行動だ。

はじめの問いに戻れば、政治家たる信用とは、人々からの社会への願いを理解できているか?また、その実現のために行動できるか?

この2点は、選挙で見られているのではないか。

もちろん、これ以外にもリーダーとしての望ましい資質はいくらでもあり、多く持っていればいるほど、良いことだ。

最低限、この2点だけは備えている候補者が、信用を得て勝つのではないのか、と思っている。